「やせたほうがいいのはわかっている。でも、どうすればいいのかわからない!」
このような悩みを持っている方に、やせやすい体になるための第一歩をお伝えしたいと思います。
今回の内容からは、どうしてなかなかやせないのか、やせやすい体になるために、まず意識したらいい事がわかります。
最初に結論です。
- 私たちはできるだけ楽をする文化で生活していて、エネルギー消費が少なくなっている
- 普段ゴロゴロしている時間が多い人は、立つことで2倍のカロリー消費、歩くと3.8倍のエネルギー消費に跳ね上がる
- 余暇時間をどのように過ごすかで、ダイエット効果が変わってきますし、脂肪燃焼以外にも嬉しい効果がきたいできる
今回も、できるだけわかりやすく、『健康づくりのための身体活動基準2013』からお伝えしたいと思います。
知らず知らずのうちに私たちは太りやすく、筋肉は弱くなりやすい生活をしてしまっている
そもそも、私たちは太りやすい生活を送っています。
座っている時間が長いのです。
待合の時間などはほとんどの方が座っています。
デスクワークも座っています。
会議も座っている事が多いです。
食事も座ってする方が多いのではないでしょうか。
どちらかというと、立ちながらだと気持ちが落ち着かなくて、座りたくなります。
できれば、ゆっくりしたいという気持ちが、そのような習慣・風習になっているのだと思います。
その結果、ご想像のとおり、だんだん消費カロリーが少ない生活になっているのです。
つまり、糖も脂肪も消費されず、体のあちこちに脂肪が蓄積していく日々です。
ちょっと見方を変えると、消費カロリーはグンと上がる
さて、
「あれ?そういえば、時間さえあればゴロゴロしていたな」
「電車とかだと、いっつもすぐに座って休むようにしていたな」
「近くもできるだけ車で移動していたな」という方
そこにダイエットのヒントがあります!
厚生労働省は、『健康づくりのための身体活動基準2013』でどれくらいの消費エネルギーがあるのかを示してくれています。
座って安静にしているのを1(METs)として、どれくらいのエネルギー消費になるのかを表しているのです。
- 寝ている時 0.9 METs
- 座っている時 1 METs
- 立ち話 1.8 METs
- ゆっくり歩く 2.8 METs
- 犬の散歩 3 METs
- 散歩 3.5 METs
- やや早めに歩く 4.3 METs
- とても速い 5.0 METs
- ジョギング 7 METs
- サイクリング 8 METs
- ストレッチ 2.3 METs
- 掃除機で掃除 3.3 METs
- 荷物を上の階へ運ぶ 8.3 METs
つまり、ゴロゴロと寝ている時間が多い人は、立つだけで2倍の消費カロリーになるのです!
これは、立っていたほうがいいですね。
テレビやYouTubeを見る時も、立って見ていると、その時間は2倍です。
お菓子を食べる時も、ゴロゴロしていたのを立ちながら食べると、2倍。
それだったら、電車も立っていようかな、と思いませんか?
また、もう少し進めて、外に散歩に行くと、3.8倍になります!
このこともぜひ覚えておいてほしい事です。
例えば、私は考え事をする時に、ブラブラと歩きながら考え事をするようにしています。
すると、不思議といい考えが浮かんだり、新鮮な空気を吸いながらで気持ちがスッキリしたりします。
なんと、それだけでなくゴロゴロと寝っ転がっている時の3倍以上、エネルギーを消費できているということです。
何も、苦しい運動を一生懸命しなくても、ゴロゴロしている時間を変えるだけで、ダイエットタイムに変わるのです。
この事を知っていると、効率よく、楽に脂肪を燃焼できることに繋がります。
寝たり座ったりしている時間を立ったり歩いたりする事によってこんなメリットも!
ゆっくりしている時間を、立ったり、歩く時間に変えることで、他にもいい事があるのです。
それは、
- 全身の血流が良くなる
- 筋力の低下がゆるやかになる
- 食べ物に執着する時間が減る
寝たり座っていると、血流が悪くなります。
筋肉は、20分動かないでいるだけで、硬くなり、血流が妨げられます。
そのため、座りっぱなしだと腰が疲れたり、寝返りがうちにくいと、朝に腰が苦しいというような事が起きてくるのです。
寝たきりの方は、褥瘡も起きてしまいます。
立つことにより、足の筋肉や背骨を支える筋肉が働きだします。
つまり、筋肉が伸縮して血液が多く流れるようになります。
歩くとそれが、また顕著になります。
ふくらはぎの筋肉も多く使われて、心臓のポンプ作用を助けて、血圧も安定しやすくなります。
立っている時間が長いほど、筋力が保たれるという事もあります。
ダイエットに取り組む私達にとって、エネルギーを消費しにくくなる筋肉量の低下は、ぜひ避けたい状態です。
普通に生活していると、一年で1%の筋肉が低下すると言われています。
2週間寝たきりになると、1年分筋肉が衰えます。
ゴロゴロしている時間が長いという事は、どんどん脂肪を消費できない体になっているという事が言えます。
皆さん、仕事を一生懸命したり、スポーツをしている時よりも、暇な時の方が、何か食べたくなりませんか?
そうです。
する事がないと食べたくなるのです。
暇になったら急に太ったという人は、活動量が少なくなったという事もあると思いますが、四六時中食べるようになったから、という事も当てはまると思います。
ちなみに、お菓子は高カロリーで低栄養。
ちょっとで、効率よく脂肪を増やすことができます。
逆に、立って動き回ったり、散歩に出かけた方が、食べ物をずっと考えなくなって、食べたいという欲求から離れやすいのです。
この事も、理想の体づくりに役立つことだと思います。
まとめ
『ゴロゴロしている時間を変えて、効率よく脂肪を燃焼させよう』
最後に今回のまとめです。
- 私たちはどんどん、太りやすく、筋肉が衰えやすい環境の中で生活している
- ゴロゴロしている時間を立って過ごすことで、カロリー消費が2倍になるし、さらに散歩時間にすると3.8倍の消費になる
- ゴロゴロする時間を変えることで、血流がよくなり痛みの改善になったり、太りやすい体になるのを防いでくれたり、食べたいのを我慢する時間から解放されやすくなる
ちょっとした事を知っていると、立ち仕事をするのが嫌でなくなったり、散歩に出るのが苦ではなくなったりします。
ぜひ、皆さんの理想の体づくりに役立ててください。
以上参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
またよろしくお願いします。
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