「運動は健康のためにいいと聞くけど、スクワットをするとどんなメリットがあるんだろう?」
健康づくりのためにスクワットがいいと言われますが、、どうしていいのかよくわからないという方も多いと思います。
そこで、スクワットを行うことで得られるメリット3選について、宇佐見医師の著書『血糖値がみるみる下がる!7秒スクワット』からの意見と合わせてお伝えしたいと思います。
今回の結論です。
- メリット① 健康な体を維持できるので医療費が安くすむし、社会貢献になる
- メリット② いつまでも元気で動ける体をつくることができる
- メリット③ 怪我につながりにくい運動で、安全に筋肉量を増やすことができる
メリット① 健康な体を維持できるので医療費が安くすむし、社会貢献になる
宇佐見医師が教えてくれるように、血糖値を下げる事ができるので、経済面でのメリットが大きいです。
高血糖の状態が続くと、脳卒中や心筋梗塞などの怖い病気のリスクが上がってしまうのは、前回の内容でお伝えしました。
【血糖値が高い人必見 下げるには筋トレ必須! 宇佐見医師著『血糖値がみるみる下がる!7秒スクワット』①】を参考にしてください。
脳卒中などの危険な病気にならないために、血糖値を正常に保つことが必要になりますが、運動療法・食事療法で血糖値が下がらないと、内服薬、注射、そして透析と、どんどん大変な治療が必要になります。
そしてそれに合わせて、医療費がどんどん高くなってしまいます。
糖尿病患者一人当たりの自己負担額(3割)は、年間で約4~13万円。もっとも費用がかからないのは、食事療法+運動療法です。診察料や検査料など、基本的な診察費のみで済むため、毎月の負担額は約3,600円。年間の自己負担額は約4万3000円になります。糖尿病と診断されると、まず食事と運動で高血糖状態を改善することから始まります。この段階で血糖値が下がり、正常値の範囲で安定するようになると治療終了。あとは血糖値が上がらない生活を心がけると、ほとんど再発はなくなります。
宇佐見啓治 血糖値がみるみる下がる!7秒スクワット 文響社2020年4月21日
(中略)
予備軍の段階から7秒スクワットをはじめれば、糖尿病になることもなく、治療にかかるお金は一切必要ないということです。
(中略)
実際の医療の現場では、食事療法に加えて、少なからず薬物療法を始めることが多いようです。これは食事療法と運動療法は患者が自宅で実践するかどうかが治療効果にかかわるため、患者側も結果を求めて血糖値が下がる薬の処方を希望するからでもあります。
(中略)
こうした薬を2種類処方されたとすると、基本的な診察費に薬代が加算されて、月々の自己負担額は約7500円。年間約9万円になります。ここまでの治療でも症状が改善しない場合、また、一型の人は、注射などで体の外からインスリンを補充する必要が出てきます。インスリン療法は薬代に加えて、自宅で注射や血糖値測定を行うための指導管理が加算されます。そうなると、月々の自己負担額は約1万1000円。年間約13万2000円になります。
風邪などの感染症は、一時的に内服薬を使って治癒することができますが、糖尿病や高脂血症などは、生活習慣を改善しないと、ずっと治療が必要になります。
仮に年間9万円の治療費が、30歳から70歳まで40年継続した場合は、360万円になります。
そこから2割になっていく方が多いと思いますが、インシュリン注射が必要になってしまうと、また、治療費が跳ね上がります。
宇佐見医師が教えてくれるように、年々筋肉量が減って、血糖値が高くなる人が多いので、高齢になるほど、筋トレで予防していく事が重要です。
週2回3セットの7秒スクワットで、血糖値が下がった人は、この医療費がかからないわけです。
年間9万円~13万円が浮くというのは、大きいですよね。
また、予防するという事は社会貢献にもなります。
まず、自己負担以外の医療費がかからなくてすみます。
また、仮に脳卒中などでの介護が必要な場合は、介護保険からの支出が第一に考えられますが、それも不要になるわけです。
筋肉を落とさないように、多くの人が取り組むことで、税金の面からみんなが助かります。
メリット② いつまでも元気で動ける体をつくることができる
宇佐見医師は最初、患者さんにウォーキングを勧めたけど、血糖値を下げる事ができなかったし、長い時間歩く事で足腰の痛みを訴える人が増えてしまったと教えてくれます。
確かに、筋肉の少ない人が、たくさん歩くのは大変です。
その、たくさん歩いても大丈夫な足腰を作るためにも、筋トレが重要です。
“7秒スクワットは、糖尿病を改善するだけではありません。健康で長生きできる体をつくることにもなります。(中略)筋肉量を維持する7秒スクワットは、サルコペニアやロコモティブシンドロームの予防、要するにいつまでも元気で動ける体をつくるトレーニングにもなるのです。
宇佐見啓治 血糖値がみるみる下がる!7秒スクワット 文響社2020年4月21日
サルコペニアは、全身の筋力が低下した状態、
ロコモティブシンドロームは、筋力低下だけでなく、関節が痛くなったり、バランス力など運動する機能が低下した状態、
フレイルは、様々な面の虚弱で病気にもなりやすい状態です。
このように見ていくと、どれも動きにくい体になっているという事がわかります。
そして、年齢と共にこれらは進行してしまう傾向にありますが、7秒スクワットは、これらすべての状態を改善し、いつまでも動きやすい体でいる事に繋がるわけです。
足の筋力が向上して動きやすいとか、膝の痛みが軽くなれば、気持ちの面でも明るくなりますし、人付き合いが億劫になのも改善するこにつなげる事ができるため、メリットが大きいです。
いつまでも、好きな人に会いに行ったり、好きな所に行ける体を保つことは、私たちの人生の豊かさを保つ事にも繋がるのではないでしょうか。
このような効果は、認知症を防ぐ効果も大いに期待できます。
認知症予防といえばウォーキングなどの有酸素運動ですが、その有酸素運動ができる体を作るためにも、スクワットは大切ということですね。
メリット③ 安全に運動できる
「筋トレはウォーキングよりも難しくて、怪我をするかもしれないんじゃない?」
このような思いを持っている方はいらっしゃいますでしょうか。
実は、筋トレは安全な運動です。
“筋トレは、みなさんがイメージするほど危ないトレーニングではありません。いろいろな運動の1000時間あたりの障害発生件数を調べたデータがあります。それを見ると、サッカーやラグビーなどの球技は15~81件、ランニングは7.7件、そして筋トレはというと、なんと1件にも満たない件数です。単純作業を繰り返す筋トレは、間違った動作をしない限り、安全な運動なのです。
宇佐見啓治 血糖値がみるみる下がる!7秒スクワット 文響社2020年4月21日
7秒スクワットのやり方についても、前回記入しましたし、YouTubeでも取り上げられています。
膝を前に出し過ぎない点や、反動をつけないで行う点に気を付ければ、あとは繰り返しの運動になります。
しかも、時間は1セット2分程度で終わってしまいます。
やり方さえマスターしてしまえば、高齢になっても、体が弱くなってしまっていても、安全に行える運動です。
しかし、「筋トレは血圧を急上昇させるのではないか」という心配もあると思います。
その点は、息を止めずに行うことにより、いきむ動作もないので、血圧の急上昇のリスクを回避しています。
1,000時間の運動で、1件あるかないかの障害しかないという点からも、安全に続けることができる運動だと思います。
まとめ
今回は、スクワットを生活に取り入れるメリットについてお伝えしました。
- メリット① 糖尿病などの病気を防ぐことで、医療費をおさえる事ができ、社会貢献になる
- メリット② 好きな所に歩いていくための、丈夫な足腰をつくることに役立つ
- メリット③ 他の運動に比べて、安全に筋肉量を増やすことができる
いかがだったでしょうか。
私は、今回をまとめたことで、また筋トレが好きになりました。
宇佐見医師がすすめてくれるのは、ダンベルなどを使った大きい強度の筋トレや、苦しい運動ではありません。
しかし、効果的な方法で筋トレを継続していくことで、体の体型の変化も可能です。
そして、血糖値が下がって、経済的な負担の減少にも大変役に立つことがわかりました。
私たち日本人は、膵臓が強くなく、糖尿病になりやすい体質と言われています。
ですので、血糖値が高くないうちから、習慣的にスクワットをしていくメリットは大きいのではないでしょうか。
宇佐見医師が教えてくれる7秒スクワットの方法や、糖尿病が起こす病気について、詳しく知りたい方は、1回目の【 血糖値が高い人必見 下げるには筋トレ必須! 宇佐見医師著『血糖値がみるみる下がる!7秒スクワット』① 】もぜひ参考にしてください。
以上、皆さんの健康ダイエットの参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
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