「納豆って体に良さそうだけど、ダイエットにもいいのかな?」
このような思いを持っている方に、納豆はダイエットにもいいのかどうかを、お伝えしたいと思います。
今回の内容からは、納豆が美容やダイエットにいい点と、食べ方の注意点がわかります。
最初に結論です。
- 納豆は高たんぱく・低脂質食品なので、ダイエッターにおすすめできる
- 腸内環境が良くなり、便秘解消効果でお腹がスッキリする
- 骨を丈夫にする働きも期待できて、長い目で見ても優秀
- いつ食べてもいいが、特に夕食に食べるのがおすすめ
- 体にいいといっても一日1パックがいい
私たち日本人に馴染みが深い納豆は、ダイエットの面でも優れているので、一緒に勉強していきましょう
カロリー・脂質が高くないのに植物性たんぱく質が豊富で食物繊維もとれる
余計な脂肪を減らすために、高カロリーの食材は控えたいですが、筋肉を維持・向上させるためにたんぱく質は毎日口にしたい栄養素。
たんぱく質の不足は筋肉の減少に繋がって、カロリーを使えない体、痩せにくい体になっていきます。
納豆には、豊富なたんぱく質が含まれています。
100gあたりの栄養量
ちなみに、ダイエットにおいて優秀な食材である、鶏肉と比べてみましょう。
カロリー量は、皮付き肉と皮なし肉の中間くらい。
脂質は、皮付きの肉よりは低く、若干糖質を含みます。
たんぱく質量は、鶏肉より少し少ないですが、植物性のたんぱく質食品ですので、ビタミンも豊富ですし、国立がん研究センターの研究では、植物性たんぱく質をたくさん食べていた方が死亡率が低かったという調査結果も出されています。【動物性・植物性たんぱく質の摂取と死亡リスクとの関連 | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所 予防関連プロジェクト (ncc.go.jp)】
そして、鶏肉には入っていない食物繊維が同時に口にできるというメリットがあります。
ダイエットに役立つ成分
納豆にはたくさんの体にいい成分が含まれています。
その中でも、特にダイエットに役立つ成分をピックアップします。
納豆菌
善玉菌を増やして、腸内環境改善になり便通を整える。
ビタミンB2
3大栄養素の消費力アップ。
たんぱく質の生まれ変わりを促進し、糖や脂質をたくさん使えるようにする。
マグネシウム
便秘解消し、骨が丈夫にする。
便秘に悩む方にとって、とてもいい食材と言えます。
便秘を解消するだけで、ぽっこりお腹もスッキリしますね。
これらの嬉しい効果以外にも、骨の助けになる成分も紹介します。
カルシウム
骨の原材料。イライラの予防になる
ビタミンK
強い骨を作るのに使われる
大豆イソフラボン
女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きで、シミなどの予防と一緒に、骨粗しょう症効果がある
ダイエットをすると、食事の制限や体重が減る事による骨への刺激の減少から、骨がスカスカになりやすくなります。
そのため、将来的を見据えて骨も丈夫にしておくために、これらは嬉しい成分です。
その他にも、大豆イソフラボンで乳がんの発症が少なくなるという国立がんセンターの報告もあります。【大豆・イソフラボン摂取と乳がん発生率との関係について | 現在までの成果 | 多目的コホート研究 | 国立研究開発法人 国立がん研究センター がん対策研究所 予防関連プロジェクト (ncc.go.jp)】
いつ納豆を食べる?
様々な嬉しい効果がある納豆ですが、いつ食べればいいかを考えてみたいと思います。
結論は、いつでもいいですが、腹囲が規定値以上だったり、血圧が高くなってきたような状況があるとしたら、夕飯がおすすめです。
夕飯に食べることにより、夜や明け方に起きやすい脳血管の梗塞の予防に繋がるからです。
それは、ナットウキナーゼの働きがあります。
ナットウキナーゼ
血栓予防・コレステロール低下・血圧低下
おへその周りが、男性85㎝、女性90㎝以上ある場合、内臓脂肪が多く、コレステロールや血圧、血糖値を高めるホルモンがたくさん出やすく、血栓もできやすい状態と言えます。
内臓脂肪を減らすために、ダイエットに取り組むのもいいと思いますし、安全面を高めるために、夕食に納豆を食べるのもお勧めできます。
ただ、体重は多くないのに内蔵脂肪が多い、かくれ肥満の方もたくさんいらっしゃいます。健診で血圧やコレステロール、中性脂肪や血糖値が高かった方は、同様に血栓予防として納豆を活用するのも効果的です。
これらが大丈夫なら、朝でも昼でも楽しみましょう。
どれくらい食べればいい?
いくら体に良くて、たんぱく質補給ができるといっても、大量に食べていいわけではありません。
栄養の偏りにつながります。
一日1パックが望ましいと思われます。
納豆1パックには、プリン体が約55mg含まれています。他の食材からもプリン体は口にしていますので、体質的に痛風になりやすい方は、1パックにしておくと、痛風発作には問題ないです。
まとめ
『納豆の豊富な栄養素をダイエットに生かそう』
私達日本人になじみの深い、納豆についてみてきました。
最後に今回のまとめです。
- 納豆は植物性たんぱくが多く、食物繊維もとれるので、ダイエットとしては優秀食材
- 腸内環境が良くなり、便秘解消効果でお腹がスッキリするなどの嬉しい効果がる
- 将来骨がスカスカになって痛みが出ないための栄養も含まれている
- 血栓ができやすい状態の方は、夕食に食べるのがおすすめ
- 食事のバランスが崩れないように、一日1パックまでの量にしよう
ダイエットを効果的に続けるには、たんぱく質と食物繊維、ビタミンやミネラルをしっかり補給する事が大切です。
その点で、納豆は大変優秀な食材です。
また、ご飯に合うのも嬉しい点ですよね。
納豆があれば、主食であるご飯を美味しく食べる事ができますから。
納豆と一緒に食べてはいけない物は特にありません。
おくらやめかぶ、漬物や季節の野菜など、好きな物を混ぜて食べるのも楽しいです。
生卵と一緒に食べると、ビオチンの吸収率を下げるということで、相性が悪いという方もいらっしゃいますが、そこまで気にする必要はないです。ビオチンはエネルギーが使われるのを助けたり、皮膚や髪の健康維持のために働くビタミンですが、他の食材からも補給する事ができます。どうしても気になるという方は、生卵を温泉卵など熱を通した物にするか、卵黄だけを使うといいです。ビオチンの吸収率を下げるアビジンは卵白にふくまれています。
私は、やはりキムチを合わせるのが好きですね。
ダブルの発酵食品で乳酸菌がたっぷりになりますし、玄米ご飯にもよく合うので、大変おすすめです。
また、夏は枝豆もいいですよ。
中身だけを出して。
たんぱく質アップです。
ぜひ、納豆ライフを楽しんでいきましょう。
以上、皆さんの理想の体づくりの参考になれば嬉しいです。
またよろしくお願いします。
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