「なかなかダイエットに取り組めない。長続きしない。辛い!」
このような、ダイエットにくじけそうな方に向けて、成功に向けて取り組んでいけるためのヒントをお伝えします。
今回の内容からは、長く楽しく理想の体づくりを続けていくために誰もが必要なことが分かります。
最初に結論です。
- 負担感が無く、自分の体づくりに取り組むためには、心の余裕が重要
- 他人のために頑張る前に、自分が満たされた状態にしておこう
- 特に真面目な方が枯渇しやすいので、自分のために積極的休養をとろう
苦しいダイエットは長続きしません。
そして続かないダイエットは成功しません。
理想の体づくりの最中も充実した時間になるように、一緒に学んでいきましょう。
気持ちの余裕はありますか?
「なんとなくダイエットに取り組む気持ちがわいてこない」
「体にいいことはわかっているけど、長続きしない」
このような方は、気持ちのエネルギーが少なくなっている可能性があります。
なぜでしょう?
自分の事を二の次にして、他人のために頑張りすぎているからという方がたくさんいらっしゃいます。
私たちは普段、大変忙しいです。
仕事、家事、育児、介護、等々
時間に追われ、いつも一生懸命。
そして高得点を求められます。
これらの事は、時間の余裕を少なくするだけでなく、往々にして気持ちの余裕を奪っていきます。
どうですか?
あなたに気持ちの余裕はありますか?
満たされた気持ちになっていますか?
気持ちの余裕ない状態で他人の幸せを優先しすぎると、エネルギーが枯渇する
「仕事や家事が忙しくて疲れています!」という方は、他人のために頑張りすぎかも。
仕事や家事、育児や介護などは、他人を喜ばせるために行う事です。
お客さんが喜んでくれたり、職場の方が喜んでくれるために仕事をします。
家が綺麗で衛生的な環境になったり、食事などで家族が満たされたりするように家事を行います。
一人暮らしの方は、家事が忙しいとはならないですよね。
子どもや介護が必要な方が満たされるように、日々育児や介護を行います。
これらを通じて、生活の充実感を感じることができ、日々を楽しむことにもなりますが、自分が疲れすぎていたら充実感を感じることはできません。
これらを頑張って、疲れている方は「しないといけない」と口にします。
こんなことを「したい」ではなく、「しないといけない」が大きくなりすぎると、自分の時間がどんどん時間が少なくなり、自分を削って頑張る事になっていきます。
だって、一日の時間は決まっているのですから。
そして、これらのストレスが大きすぎて、疲れが蓄積していたら、とてもダイエットに向かおうという気持ちにはなれません。
理想の体になろうとするには、それなりの前向きな気持ちのエネルギーや、余裕が必要なのです。
まず自分を満たしてから他人を満たす
どうすれば、仕事も頑張れるし、ダイエットも前向きに取り組む事ができるようになるのでしょうか。
それには、まず自分を満たして余裕を作ってから、他人を喜ばせるという、順番を守る事がポイントになります。
仏教の教えに、自利利他というものがあります。
自利利他(じりりた)
自利と利他。自利とは、自己の修行により得た功徳を自分だけが受けとることをいい、利他とは、自己の利益のためでなく、他の人々の救済のために尽くすことをいう。この両者を完全に両立させた状態に至ることを、大乗仏教の理想とする。
精選版 日本国語大辞典
功徳を自分が受け取る事と、他人の救済のために尽くす事の両立が大事。
そして、最初に自分が受け取る事が大事と、玉置妙憂氏から教わりました。
玉置妙憂氏は、僧侶であり、看護師でもあり、スピリチュアルケア師としても活動を行っている方です。
ラジオパーソナリティもされているので知っている方もいらっしゃると思います。
玉置氏の講演では、自利と利他は、どちらも大切な事だけど、順番を間違えてはいけない、とおっしゃいます。
先に利他【他人の救済】のために、自分が満たされていない状態で関わった場合、自己犠牲となって、他人の幸せを喜べないそうです。
例えば、喉がカラカラで残りの水を大事に持っていた所に、「頼むからあなたの持っている水を分けてくれ」と言われたとします。大変悩んだ末にこの大事な水を与えた結果、ごくごくと喉を潤した水をもらった方は、水の入っていた容器をポイっと捨てて、すたすたと行ってしまったらどうでしょうか。おそらく、「なんて人だ!」と腹が立って、水を分け与えた事を後悔することでしょう。
そうならないために、まずは自利【自分を満たすこと】が重要と玉置氏は教えてくれました。
自分が満たされていて喉の渇きが無く、水もたくさん持っていた場合を考えてみましょう。
同じように分け与えて、ポイっと容器を捨てて行ってしまっても、「ああ、元気になってよかった」と相手の利益を喜ぶ余裕があります。
つまり、自分も人助けをできたと感じる事ができたし、水をもらった人も元気になってよかったと、両方の利を喜ぶ状態になっているのです。
この状態を『二利を得る』というのだそうです。
そのため、まずは自分を満たしてから、他人を満たしてあげる事が重要だということでした。
自分が満たされて始めて、仕事や家事などを前向きに考えことができますし、ダイエットや理想の体づくりに前向きに向かえる状態が整うのだと考えます。
自分を満たして、理想の体づくりにも前向きに取り組む方法
最初のこころの余裕はどれくらいありますか?という問いに、「忙しくて余裕がないよ」という方は、自利が満たされていない状態ですよね。
それでは、自分を満たす事を考えていきましょう。
どこか、自分の事を優先するのは悪い事という考えがあるかもしれません。
私たちはそのような教育を受けてきました。
「他人に迷惑をかけてはいけない」「困っている人を助けないといけない」「勉強や仕事は一生懸命にやるものだ」
このような考えが強いと、自分が余裕なくても頑張らないといけないと頑張り過ぎてしまいます。
しかし、まずは自分を満たす時間を使いましょう。
これは、意識しないとなかなかできない事です。
だって、忙しいので!
では、自分を満たす時間はどのような時間でしょうか。
ただ、ぼんやりスマホを眺めるだけでは、なかなか気持ちのエネルギーは貯まりません。
あなたが好きで没頭できることは何ですか?
趣味は楽しめていますか?
以前楽しんでできたけど、今は行っていないことはありませんか?
できれば、甘い物を食べるとか、酒で忘れる等とは違う楽しみを複数持つといいです。
動物と接するのが好き
音楽を演奏するのが好き
映画で感動するのが好き
綺麗な景色を眺めに行くのが好き
大きな声で歌うのが好き
自分が楽しめる事を行うことを積極的休養(アクティブレスト)と言います。
しかし、忙しいと真っ先に後回しになってしまうものです。
自分のために使う時間を大切にして、心を満たす工夫をしましょう。
自分を大切にできるのは自分です。
自分に余裕ができると、ダイエットも楽しむ事ができるようになります。
体が喜ぶような、ビタミンやミネラル、食物繊維やたんぱく質が豊富な食事を準備して、美味しいと感じる事ができたり、運動で体を動かす時間を清々しいと感じたり、頑張った自分を褒める事ができるのです。
まずは自分のコップを十分に満たしましょう。
このコップがほとんどカラに近い時ほど、「何だか小腹が空いた」と太ってしまうとわかっていてもお菓子をポリポリつまんで気持ちを紛らわせたり、食事を簡単に済ませようとして菓子パンを口にしたり、毎日のお酒が止まらないという事になりやすいです。
心当たりはありませんか?
でも、これらの行動の原因に気持ちの余裕の無さが影響していたと気づくのは難しいです。
自分も大切にして、その上で、他人のために頑張りましょう。
まとめ
「自分の心のコップを満たして、ダイエットを継続しよう」
最後に今回のまとめです。
- ついついお菓子を食べ過ぎたり、運動に取り組む気力がわかない方は、無理をして気持ちのエネルギーが少なくなっている事が考えられる
- 仕事や家事などの、他人を喜ばせるための事が忙しすぎると、自分を満たすための時間が少なくなって、色んな事に前向きに取り組む事できなくなる
- 自分を満たしてくれる時間を意識して毎日の生活に取り入れて、心のエネルギーを満たしていこう
真面目な人ほど、一生懸命仕事や家事など、他人のために頑張って疲弊します。
ダイエットについても、体に良くない事はわかっているから根性で食事量を減らして、根性で運動をして頑張っても、なかなか長続きしないという状況になってしまいます。
自分を満たしてくれる時間が無いという方は、今まで一生懸命頑張ってきたのだと思います。
ぜひ、自分も大事にして、他人の幸せを喜べる余裕を持って、理想の身体づくりにも取り組んでいきましょう。
以上、参考になったらうれしいです。
またよろしくお願いします。
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