「トマトの栄養をしっかりとるにはどうやって食べればいいだろう?」
トマトの食べ方が知りたいという方に向けてお伝えします。
今回の内容からは、栄養素を意識したトマトの上手な食べ方がわかります。
最初に結論です。
- 旬の時期を大事にする
- 生で食べても、熱を加えても、それぞれいい効果がある
- 生が難しい時は缶詰・トマトジュースを上手に使う
- 間食をお菓子やジュースを生トマトやトマトジュースにする
- 食事で食べる場合は、肉や魚、ご飯やパンの前に食べる
- トマトだけの食事にはしない
せっかくトマトを食べるなら、貴重な栄養素をしっかり食べたり、体が喜ぶ食べ方をしましょう。
旬のトマトを大事にする
何といっても、6月~9月のトマトはビタミンCが豊富です。
旬の物は美味しいですし、収穫後すぐに手に入るのでビタミンCの減少が少ないですし、安く買えるしで、良いこと尽くめです。
夏に実ったトマトを、収穫したその場でさっと拭いて食べてみると、スーパーなどで買った物とは全く違う味がして驚きます。
栄養価が高いだけでなく、味も美味しいですので、できるだけ早く食べることをおすすめします。
生で食べても、熱を加えても、それぞれいい効果がある
生で食べることで、美肌効果が高く、脂質をたくさん使えるようにするビタミンCを吸収する事ができます。
ビタミンCは熱に弱く、水に溶けやすいという性質があるので、美肌効果を狙う時にはサラダなどで食べましょう。
一方、熱を加えることによって、体の錆びつきを防いだり、血糖値の安定させる効果が高まります。
フェトケミカルである「リコピン」は、吸収しにくいという欠点がありますが、熱を加えることによって細胞壁が壊れて、吸収されやすくなるからです。
スープやトマトソースといった料理でトマトが使われるのは、とても理にかなった料理法です。
また、トマトに50℃の熱を加えることによって、うま味成分であるグルタミン酸が増加します。
バーベキューなどでトマトを焼くと、ぐっと甘く美味しくなるのはそのためです。
いつも生で食べると飽きてしまうので、その時々で調理法を変えるといいのではないでしょうか。
生・缶詰・トマトジュースを上手に使う
季節以外のトマトは値段が高くて、手が出にくいですよね。
生のトマトだけでなく、缶詰を料理で使ったり、時間が無い時にはトマトジュースを飲んだりと工夫しましょう。
トマト缶やトマトジュースを選ぶ時には、塩分など無添加の物がオススメです。
生のトマトに比べて、栄養はどうなのか心配になりますね。
しかし、無添加の物であれば、大きな栄養素の差はありません。
むしろ、缶詰の方が栄養価が高い物もあります。
それが「リコピン」です。
それは、生で購入するトマトは完熟しきってしまう前に収穫されているのに対して、缶詰に使用されているトマトはイタリアなどのトマトで、しっかりと熟成されたものを使用しているからです。
また、ラットを使った実験では、生よりトマトジュースの方が脂肪を多く燃やすことができたという研究結果もあります。
あくまでマウスですが。
間食はお菓子やジュースより生トマトやトマトジュースに
糖質を比較すると、間食にお菓子をつまむより、トマトを食べる方がずっと低糖質。
同じく、ジュースよりトマトジュースをチョイスして、ビタミンなどを補給しましょう。
同様に、お酒のおつまみに、ポテトチップスなどをつまむよりも、スライスしたトマトやカルパッチョ等を食べる方が断然おすすめです。
食事で食べる場合は、肉や魚、ご飯やパンの前に食べる
食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を防いでくれるトマト料理を食事で食べる時には、断然前菜で食べるようにしましょう。
スープも同様です。
トマトのサラダなどを食べて、その後に消化吸収に時間がかかる肉や魚などのたんぱく質、最後に炭水化物を食べることによって、血糖値スパイクを防ぐ効果が期待できます。
結果、血糖値が安定して、脂肪が蓄積しにくい食生活にすることができます。
トマトだけの食事にはしない
いくらトマトの栄養が豊富で、美肌効果などが嬉しいといっても、トマトだけのダイエットなどを行う事はおすすめできません。
たんぱく質や脂質、カルシウムなどの栄養素が不足するからです。
また、いくら低糖質の食べ物といっても、一日に大量に食べるとなると、やはり糖質過多になってしまいます。
成人の方は一日1個までにしましょう。
まとめ
『トマトの栄養と食べ方を知って、理想の体づくりに生かそう』
最後に今回のまとめです。
今回は大変優良食材であるトマトについて、ダイエットや体づくりの視点を中心にお伝えしました。
- 6月~9月の旬の時期を意識しよう
- 生で食べると美肌効果や脂質代謝を促すビタミンCをたくさん吸収でき、熱を加えるとリコピンの吸収が増えて老化防止などの効果が高まる
- 生が手に入りにくい時は、缶詰やトマトジュースがおすすめ
- 間食を生トマトにしたり、水分補給をトマトジュースにすると糖質の取りすぎを防げる
- 食事で食べる時は、最初に食べることで血糖値の急上昇を防ぐことができる
- トマトだけの食事にしないで、他の食材と一緒に食べる
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私のおすすめは、カレーなどにカットしたトマトを乗せて食べるという方法です。
トマトの味付けをしなくていいので減塩になりますし、手軽ですし、カレーがもっと美味しくなったりします。
カットすることで、リコピンの細胞壁を壊して、吸収しやすくなります。
トマトの栄養を考えると、どうやって食べようか考える事が楽しくなります。
ぜひ、皆さんの理想の体づくりに生かしてください。
以上参考になれば嬉しいです。
またよろしくお願いします。
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