「運動が苦手な私にもできる、いい運動はないかな」
このような悩みを抱えている方に、ぜひおすすめしたいのが掃除です。
やり方によっては、掃除は大変いい毎日の運動になります。
そこで今回は、掃除で運動をするメリットとポイントをお伝えします。
最初に結論です。
- 掃除を運動にするメリット
①苦しくない強度の運動になる
②毎日5分でも効果が出る
③習慣にしやすい
④自宅が少しずつ綺麗になっていく
⑤ダブルの効果で気持ちがスッキリする - 掃除を運動にするポイント
①掃除の原則を守る
②できるだけ大きな筋肉を使う
③左右両方の体を使う
④短時間に毎日行う
掃除は面倒だな、と感じている方が多いと思いますが、今回の内容を見てもらえれば、毎日少しずつやっていこう!という気持ちが湧いてくると思うので、ご覧ください。
掃除を運動にするメリット
まず初めに、掃除を毎日の運動にする事で得られる5つのメリットについてお伝えします。
メリット① ちょうどいい運動強度で消費エネルギーを増やせる
掃除はおおよそ、3~4METSの運動強度です。
1METSは、安静にして座っている時の運動強度。
つまり、だまって座って過ごしている時の、3~4倍のエネルギーを消費するのです。
これは、だまっているより掃除をした方が断然お得(^^)/
ちょっと詳しくは、
屋内の掃除 3METSで、3倍
カーペット拭き 3.3METSで、3.3倍
モップかけ 3.5METSで、3.5倍
床磨き・風呂掃除 3.8METSで、3.8倍
これだけ消費エネルギーが大きいので、十分運動になります。
ちなみにゆっくり歩く散歩は3~3.5METS、少し早いウォーキングで4METSくらいです。
また、掃除はきつすぎはしません。
トレーニングだと、きついというくらいまで強度を上げることもありますが、掃除できつくて大変という事ははまずないでしょう。
そのため、安全に気持ちよく体を動かす事ができます。
メリット② 毎日短時間でも効果が出る
短時間でも毎日行う事で効果が積み重なっていきます。
掃除を運動にするのにおすすめなのは、毎日短時間でも時間を決めて行う事です。
例えば、朝起きたら5分掃除するなど、時間を決めて毎日行う事です。
短時間でもいいです。
ただ、運動強度は高くないので、体の変化を実感するのには少し時間がかかります。
しかし毎日積み重ねることで、疲れにくくなったり、気持ちがスッキリしたり、だんだん部屋が綺麗になっていきます。
メリット③ 習慣化しやすい
掃除を毎日行うという事は、毎日運動するという事、つまり、『習慣になる』という事です。
習慣になると、やろうと考えなくても体が動くようになります。
また、歯を磨かないと気持ち悪いように、掃除をしないと気持ち悪くなります。
習慣化すればするほど、掃除が楽になるという事です。
メリット④ 家がどんどん綺麗になっていく
家は掃除しないと、どんどん汚れていってしまうもの。
毎日が忙しかったり、気持ちに余裕がなかったりすると、意識しないと掃除や片づけに取り組めません。
しかし、掃除を毎日少しずつ習慣にしていくことによって、確実に部屋が綺麗になっていきます。
最初はほんの少しの変化ですが、だんだん変化が大きくなっていきます。
それは、いらない物が目について、片づけやすくなったり、掃除で体力がつくことで、より多くの面積を効率的に掃除をする事ができるようになるからです。
結果、続けるほどに、どんどん家が綺麗になっていくのです。
メリット⑤ ダブルのスッキリ効果がある
ここまで見てきたように、掃除を毎日の習慣にする事によって体力が向上していきます。
すると、動く事が楽になって、掃除をすると気持ちがスッキリするようになります。
そして、より綺麗な家では、スッキリした気持ちで生活できます。
家が片付いてくると、ほしい物がすぐに見つかるので、ストレスが少なくて済みます。
「あれどこいったかな?」と探す時間が短くなるので、時間の余裕が生まれます。
物が無くて同じ物を何個も購入しないといけないという事も無くなるので、無駄な出費が減ります。
このような事から、ダブル以上ののスッキリ効果あります。
掃除を運動にするときのポイント
掃除を運動として毎日することで、様々なメリットがあると確認したので、実際に掃除をする際のポイントについてもお伝えします。
どうせだったら、効率よく家を綺麗にしてください。
ポイント① 掃除の原則に従う
掃除は闇雲に行うのではなく、原則に従って行いましょう。
1.上の方から初めて、下で終わる
気になる床の汚れを掃除してから、棚や壁の汚れを綺麗にしようとすると、ホコリが下に落ちて台無しになってしまいます。
上から下に向かいましょう。
2.一定方向に掃除する
上から下へと同じように、掃き掃除でも拭き掃除でも、一定の方向に向かって掃除していった方が効率的です。
掃除機をかける時も、部屋の奥から入口に向かってというように行っていったほうが、かけ残しが少なくて済みます。
3.収納場所に仕舞う
爪切りや本など、使ったものをそのままにしないで、一つ一つ決まった所に仕舞いましょう。
すると、物が無いと探す事が無くなりますし、掃除も格段にやりやすくなります
ポイント② できるだけ大きな筋肉を使う
掃除を続けていくと、体力が向上していきます。
そこで意識したいのが、大きな筋肉を使うという事です。
体の中で大きな筋肉といえば、足の太ももやふくらはぎ、背中、肩といった筋肉です。
例えば、床を拭く時はしっかりと腰を落として拭いていくと、太ももに刺激が入ります。
棚のホコリを落とす時には、背中の筋肉を意識したり、つま先立ちで行うとふくらはぎが使われます。
窓を拭く時は、大きく手を動かすことによって肩や腕の筋肉が働きます。
これら、体の大きな筋肉を使うほど、筋トレの効果が大きく、糖や脂肪をたくさん燃やす事ができます。
ポイント③ 左右両方使う事を意識する
私たちは決まった手で箒で掃いたり、雑巾で拭いたりします。
意識しないと自然に決まった方で行うのですが、運動としての効果を高めるのであれば、反対の手も使いましょう。
反対の手で掃除機を操作する、右手で拭いたら、仕上げ拭きは左手で行う、というようにします。
同じ手や姿勢で続けると、左右のバランスが崩れていき、体のゆがみを大きくしたり、筋肉のバランスも崩れていきます。
脳トレだと思って、左右両方を意識しましょう。
最初は違和感が強いですが、だんだん小さくなっていきます。
ポイント④ 短時間に毎日行う
今まで見てきたように、掃除を運動にするのにおすすめなのは、短時間でも時間を決めて、毎日行う事です。
むしろ、続けるには短時間のほうがいいです。
まとめて掃除をすると、それだけ長い時間とエネルギーを使いますし、習慣化しにくいという事があるからです。
例えば、朝起きたら5分掃除するというように、やりやすい方法でやってみましょう。
まとめ
『掃除を毎日の運動にしよう』
今回は、掃除を毎日の運動にする方法についてお伝えしました。
最後にまとめです。
・掃除を運動にすることによって5つの大きなメリットがある
メリット① きつくない運動強度で行える
メリット② 短時間でも毎日行うと効果が出る
メリット③ 習慣化しやすい
メリット④ 続けるほど家が綺麗になっていく
メリット⑤ 片付いた家と運動の効果でダブルのスッキリ効果がある
・掃除を運動にする時のポイント
ポイント① 上から下、一定方向に、同じところに仕舞うといった原則を守る
ポイント② 大きな筋肉を使って運動効果を高める
ポイント③ 左右両方を意識して体の歪みを小さくする
ポイント④ 短時間に毎日行う
私も掃除は苦手でした。
食べ物を作ったり、仕事をしたり、本を読んだり、筋トレをしたりといった毎日の事に比べると、優先順位が低かったのです。
しかし、部屋が汚れていると、テンションが上がりません。
部屋でストレッチや筋トレを行うスペースも確保でません。
しかし、運動として掃除をしてみると、部屋が綺麗になる以上にいい効果があると気づきました。
ぜひ、体も家も綺麗にスッキリしていってください。
今回の内容をお伝えしたい方、効果が大きい方は、掃除が苦手で、ボディーメイクを頑張りたい方です。
それは、家も体も、変化が大きいから。
きっと、家が綺麗なっていき、体がスッキリしてきたら、気持ちの面でも変化を実感できると思います。
以上、皆さんの理想の体づくりに役立つと嬉しいです。
またよろしくお願いします。
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