「グルコサミンがひざにいいって言っているけど、本当に効くのかな?」
ひざが痛むのはとっても困ります。
グルコサミンが効くなら、手軽に痛みのコントロールがでて都合がいい。
でも、本当に効くのかわからないから迷ってしまいます。
そこで、整形外科医がグルコサミンを飲んだ人の追跡調査結果と、結論を紹介してくれていたので、お伝えしたいと思います。
今回の内容からは、ひざの痛みにグルコサミンの効果はあるのか、どのように使えばいいのかがわかります。
最初に結論です。
- 整形外科医が、変形性ひざ関節症の患者さんに1年間追跡調査結果、飲んでいる人は約40%ひざの痛みが改善していた
- 痛みは改善したが、軟骨を再生させる効果があるわけでなく、炎症を抑える効果が期待できる
- 1か月飲んでみて、痛みが減るようならグルコサミンの内服を継続して、減らないようなら他の方法に切り替えるといい
ひざの痛みは大変身近ですが、どのように対応したらいいか迷う事が多いですし、グルコサミンを内服している方もいらっしゃると思うので、ぜひ参考にしてください。
グルコサミンって?
グルコサミン(Glucosamine)は、関節の衝撃を吸収する組織である軟骨の構成要素であるアミノ糖の一つです。
体内で自然に生成されますが、年齢を重ねる毎に、生成される量が減っていきます。
それもあって、軟骨が減って変形性ひざ関節症に悩む方が多くなります。
食べ物には、海老や蟹等の甲殻類、なまこやうなぎ、ふかひれや軟骨などに多く含まれています。
しかし、日常的にこれらの食品を口にするという方は少ないと思われます。
つまり、不足しがちな栄養素という事ですね。
そのため、サプリメントとして愛用している方もいらっしゃると思います。
整形外科医がグルコサミンの効果を検証した結果
調査した整形外科医は、リソークリニック院長 NPO法人 腰痛・膝痛チーム医療研究所理事長 磐田振一郎医師です。
結果は『変形性ひざ関節症を今度こそ治す方法を教えてください』に掲載されています。
磐田先生は、変形性ひざ関節症の患者さん18名について、グルコサミンを飲んだグループと飲んでいないグループに分けて、1年間追跡調査をしました。
また、その後、ヒアルロン酸注射とグルコサミンを飲んでいる人で痛みを和らげる効果を調査したら、なんとグルコサミンの方が高かったとのことです。
健康サプリメントと侮ってはいけないということですね。
グルコサミンとMSM、アガロオリゴ糖
炎症を防いだり、コラーゲンの減少を防ぐ効果のあるアガロオリゴ糖を使っている人もいらっしゃると思いますし、MSM(メチルスルフォニルメタン)は一番抗炎症作用が高いとされています。
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アガロオリゴ糖はグルコサミンと併用すると効果が高まるという調査結果もあります。
この二つを合わせたサプリメントもあるので、自分に合うものを活用しましょう。
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まとめ
『人によっては変形性ひざ関節症にグルコサミンは効くかもしれないので、痛みに悩んだら試してみよう』
最後に今回のまとめです。
- グルコサミンは衝撃を和らげる軟骨の構成要素だが、普段の食事で十分に補給する事は難しく、年齢と共に減少していく。
- サプリメントであるグルコサミンを内服した変形性ひざ関節症の人を磐田医師が調査した結果、約40%の人の痛みが和らいだと答えている。
- 軟骨の再生効果は無いようだが、効果を感じた人は1か月以内に感じていた
サプリメントの活用を快く思わない方もいらっしゃると思いますが、効果は人それぞれということのようです。
内服して1か月で効果が感じなかったから、他の方法を検討したいいと感じました。
年を重ねると女性は2人に1人が変形性ひざ関節症に悩んでいると言われています。
今回の内容が痛みのない理想の体づくりに役立ってもらえると有難いです。
またよろしくお願いします。
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