ダイエット中の飲み物はどう選べばいいんだろう?

食事

「水分補給は大事だと思うけど、ダイエット中の飲み物はどうすればいいのかな?体を動かして汗をかいたりすると、のどが渇くし、休憩の時は何を選べばいいんだろう?できればおいしくて、ダイエットにもいい物を飲みたいんだけど。脂肪を減らしてくれる飲み物とかはないかな」

このような思いを持っている方にお伝えします。

今回の記事を読んでもらえば、ダイエットに適さない飲み物と、適した飲み物がわかります。

「ダイエット中の飲み物はどう選べばいいかな」という疑問の結論としては

  • 脂肪分・糖分・人工甘味料が入っている飲み物は避けたほうがいい
  • 脂肪が貯まるのを防ぐ飲み物を試してみてみるのもおすすめ

となります。

私たちの体に必要な水分

私たちの体は20%の水分を失うだけで死の恐れがあると言われていています。

水分補給は大切ですね。

成人が一日に必要な水分量は約2.5ℓ、500㎖のペットボトル5本くらいと言われています。

安静にしていると、尿や便で1.6ℓ、汗をかいたり呼吸で0.9ℓほど使われるためです。

約1ℓは食事からとれるので、1.5ℓを何かの飲み物で補給したいです。

500㎖のペットボトル3本分ですね。

厚生労働省も、『「健康のため水を飲もう」推進運動』で、熱中症や脳梗塞・心筋梗塞の予防のために、こまめな水分補給をすすめていますが、この1.5ℓを何にするかが、ダイエットに大切になりますね。

ダイエット中の普段の水分補給におすすめしない飲み物

さて皆さんは、普段何を好んで飲んでいますか?

缶コーヒー? 炭酸飲料水? 牛乳? スポーツドリンク? お茶? 栄養ドリンク? 野菜ジュース? ビール? スープ? 水?

ざっと考えただけでも、実にたくさんの飲み物が手軽に手に入るので、何を選ぶかが大変重要ですね。

何気なく飲んでいるものが、実は脂肪蓄積の大きな要因だったという事はよくあります。

毎日必要な水分補給ですので、ダイエットに成功しやすい飲み物に近づけていくようにするといいと考えます。

まずは、ダイエット中は特に手を出さないほうがいい、NGドリンクをお伝えします。

最近、このような飲み物を飲んでいないか、チェックしてみてください。

おすすめしない飲み物<1>脂肪の多い飲み物

まずおすすめしないのは、脂肪の多い飲み物です。

飲み物を見てみると、脂肪分が多い物と、そうでない物に分類できます。

普段の水分補給で選びたいのは、当然脂肪分の少ない物になります。

ミルク・クリーム入りの飲み物は、なめらかな口ごたえの分、脂肪分が多めです。

例えば、

☆カフェオレ
 100gあたり 約60キロカロリー 脂肪3g 

☆カフェラテ
 100gあたり 約50キロカロリー 脂肪6g

☆抹茶ラテ
 100gあたり 約85キロカロリー 脂肪分7g

体の中で、使われずに余った脂肪分は、体脂肪として蓄えられてしまいます。

毎日こつこつ飲んで、脂肪7,200キロカロリー分貯まると、体重が1kg増える計算になります。

一回にしたら大した量でなくても、日々の積み重ねがお腹ポッコリにつながりますので、余分な脂肪を減らしたいという方は、今日からミルク・クリーム入りの飲み物は選ばないようにしましょう。

おすすめしない飲み物<2>糖分の多い飲み物

糖分が多い飲み物は、余った糖分で脂肪が作られるだけでなく、血糖値の急上昇を招いてしまいます。

血糖値というと難しいように感じますが、血液中の糖の量を表します。

普段の血糖値が高いほど、糖尿病に近づいているとみる事ができて、合併症の危険性が高くなります。

飲み物の糖分は、食べ物に比べて血糖値が一気に上がって糖尿病になりやすいので、注意が必要です。

脂肪分の多い飲み物について、余った脂肪分は、しっかりと体脂肪に蓄えられると伝えました。

しかし、血糖値の上り方を比べてみると、同じ糖分が入っている飲み物の場合、脂肪分が入っている飲み物よりも、入っていない飲み物の方が急激に血糖値が上がってしまいます。

つまり、脂肪分が入っていなく、糖分の多い飲み物の方が、糖尿病になりやすいという事です。

清涼飲料水と言われている、いわゆるジュース類には、脂肪分が入っていない物も多く、脂肪の増加だけでなくて糖尿病のリスクを高めてしまう事になりやすいので、おすすめしません。

特に暑い時期には、ぐっと飲みたくなりますが、ジュース類には驚くほどの砂糖が入っています。

例えば人気の飲み物をみてみますと、

☆コカ・コーラ
 100㎖あたり45キロカロリー 糖質11.3g 脂質0g

☆トロピカーナ100%アップル
 100㎖あたり44.8キロカロリー 糖質11.2g 脂質0g

☆グリーンダカラ
 100㎖あたり18キロカロリー 糖質4.4g 脂質0g

例えばコカ・コーラを見てみると、500㎖のペットボトルの中には、角砂糖約14個分入っています。

「そんなに甘くないよ!」という声が聞こえてきそうですが、温度が低いほど、炭酸が強いほど、私たちは甘みを感じにくくなってしまいます

常温になって、炭酸の抜けたコーラを飲むと、とても甘く感じるのはそのためです。

冷たい炭酸飲料の甘みを楽しみたい場合は、たくさんの砂糖が必要だという事でです。

糖尿病になりたいという方はいらっしゃらないと思いますので、脂肪分と同様、糖分の多い飲み物は選ばないようにするか、強い空腹で低血糖の状態を改善したい時だけにしたほうがいいです。

その時も、ゆっくりと、量をおさえて飲みましょう。

おすすめしない飲み物<3>人工甘味料を使っている飲み物

栄養成分表示を見てみると、
スクラロース
アセスルファムK
アスパルテーム
などなど、難しい横文字が並んでいるものがあります。

砂糖を使わないで、甘味を感じるようにするために、多くの飲み物に使われています。

ノンカロリー・カロリーゼロ・ライトカロリー・シュガーレスなどの表示がある物は、特に栄養成分表示を見てもらいたいです。

「カロリーが低くて、体重をへらせるから、カロリーゼロの炭酸飲料水を選んでいるよ」という方もいらっしゃると思いますが、おすすめできません。

これらは、肝臓への負担の大きさや、依存性の大きさのため、避けたほういいという研究結果が数多く報告されているからです。

人工甘味料には、本当にたくさんの種類が存在し、砂糖の200倍の甘みを感じたり、カロリーを抑えるためのはずが、余計に肥満になると危険視されている物もあります。

私も以前は、砂糖の代わりでカロリーが低いからいいかなと思って選んでいましたが、これらの問題を知ってからは避けるようになりました。

飲み物を選ぶ時には、ぜひチェックしてから購入してほしいです。

脂肪の分解を促進するおすすめの飲み物

避けたほうがいい飲み物を紹介させてもらいましたが、ダイエットに役立つ飲み物も紹介させてもらいます。

手軽に脂肪を減らせることがわかっている物も、毎日の水分補給に活用してみてはどうでしょうか。

  • 脂肪の蓄積を防いで、脂肪を燃やしてくれるカテキンが豊富な緑茶
  • 脂肪の燃焼効果が期待できるウーロン茶や、重合ポリフェノールがたっぷりの黒ウーロン茶
  • ノンカフェインで代謝を高めてくれるルイボスティー
  • むくみだけでなく、中性脂肪値や血糖値の改善効果が期待できる黒豆茶
  • 脂肪を燃えやすくしてくれるブラックコーヒー

これらはやはり、できれば砂糖などは入れないで飲んだ方がいいですね。

まとめ

今回はダイエットにおいて、選ばない方がいい飲み物と、試してほしい飲み物を伝えました。

脂肪分や糖分、人工甘味料が入っているかなって栄養成分表示を見てほしいすし、ゼロカロリーやノンシュガーなどに気を付けましょう。

しかし、こってりした飲み物や、甘い物が欲しくなる時があると思います。

食べ物もそうですが、少量を楽しむ飲み方がおすすめです。

ダイエットに取り組むと、食べ物を減らすので、体に必要な栄養素まで不足してしまう事があります。

野菜やタンパク質が不足しがちな方への水分補給についても、今後お伝えしていきたいと思います。

最後までありがとうございました。

これからもよろしくお願いします

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