これからがんばってウォーキングしようと考えているあなたへ 靴選びで失敗しないために必要な5つのポイント

トレーニング
Running shoes - woman tying shoe laces. Closeup of female sport fitness runner getting ready for jogging outdoors on forest path in late summer or fall.

「ウォーキングで健康的にやせたい。足を痛めたりしたくないから、しっかりした靴を選びたいけど、どうやって靴を選べばいいんだろう?靴ってたくさんあって迷ってしまう」

このような悩みをもっている方にむけて、『人生がキラめく靴選び』という本が大変詳しく、参考になりましたので大事な所をお伝えしたいと思います。

今回の記事からは、靴選びで失敗しないための、絶対押さえておきたいポイントがわかります。

早速結論です。

  • それぞれ目的に合った作り方がされているので、ウォーキングをしたい時はウォーキング専門の靴を選ぶ
  • 靴を選ぶ時には5つのポイントを確認してから購入する
  • ポイント1 カカトがかたい
  • ポイント2 靴の真ん中で折れ曲がらない
  • ポイント3 靴ひもやマジックテープなどの調整具がある
  • ポイント4 中敷きが取り外せ
  • ポイント5 カカトが深い

著者は足と靴と歩行の専門家

まずは著者の紹介をしたいと思います。

著者は、足と靴を科学するマイシューズストーリー代表の森千秋さんです。

森さんは、ご自身が膝の痛みで大変苦労されています。

25歳の時に難病の潰瘍性大腸炎になり、内服治療の副作用で急に体重が80kg以上に増加してしまいます。

治したい一心で、体温を上げるためにウォーキングを始めますが、膝の半月板を断裂させてしまいます。

どこの靴屋さんに相談しても、病院に相談しても、外反母趾グッズもどれもダメだった時に、一足の靴に出会いがありました。

五輪選手の靴を手がけるインソール素材の専門家の方から、しっかりと足を計測してもらい、中敷きを変えて、靴ひもを丁寧に結んでもらったら、半月板が断裂していた痛みが、半分以下に!

それからフットケアトレーナーを取得し、新潟医療福祉大学にも入学し、靴と足の事を研究して、足・靴・歩行の総合専門家になっていきます。

その総合専門家として、多くの方の悩みに寄り添って10年活躍している森さんが、安全で確実に『手っ取り早く健康になれる靴の選び方』がわかるように書いてくれたのが、この本です。

その間、ウォーキングで体重を20kg以上減らして、現在もウォーキングを楽しんでいらっしゃいます。

この本で素晴らしいと感じたのは、足の構造・痛みが出る原因・靴の選び方・靴ひもの結び方・立ち方・歩き方と、理論的に説明してくれるだけではなく、他の本だとよく見かける「痛みがある時は専門医に相談してください」という指示で終わらせていない所です。

また、主に女性に向けて書かれた本で、図を多く使ってくれていて、大変わかりやすかったです。

全てを詳細に書く事はできませんので、今回は靴を選ぶ時に気を付ける点について、大事な所をお伝えしたいと思います。

靴は目的に合わせて作られているので専門の物を選ぶ

靴には、ウォーキングシューズだけでなく、登山靴や、ランニングシューズ、バスケットボールシューズなど、様々な種類があります。

例えば、ウォーキングはカカトから着地して、体重を乗せて、親指の付け根で蹴りだして進みますし、ランニングと違って必ず片方の足は地面に付いている状態です。

この「地面にカカトをついて、足裏全体がついて、足ゆびで蹴り出すとカカトが離れる」という、重心の移動がスムーズになるようにできているのがウォーキングシューズです。

それぞれの目的あった作りになっているので、ダイエットのためにウォーキングをしたいという時はウォーキングシューズを、ランニングがしたいという時はランニングシューズを選ぶようにしましょう。

靴を選ぶ時の5つのポイント

森さんは、これだけは絶対に確認してから購入しましょうという、5つのポイントについて、指導してくれています。

ポイント1 カカトがかたい

シューズのカカトに、『ヒールカウンター』という芯材が入っている物を選びます。

店内にあるシューズのカカトを、手袋をするなどして傷つけないように気を付けながら、10足ほども触ってみると、良さそうなものがわかります。

仮に中古シューズなどで、この部分を踏んでしまっていると、シューズの価値は半減してしまうほど、大切な部分です。

ポイント2 靴の真ん中で折れ曲がらない

子ども達が履いている上履きや、高齢な方が履いている介護用シューズなどには、くにゃくにゃで『シャンク』が入っていません。

『シャンク』は、土踏まずの下にあって、アーチを作ってくれ、重心移動をスムーズにしてくれる役割があります。

靴を折り曲げてみて、足ゆびの付け根の部分だけが曲がってくれるようですと、『シャンク』が入っているとわかります。

ヒールカウンター同様慎重に確認しましょう。

店員さんに怒られないように。

ポイント3 靴ひもやマジックテープなどの調整具がある

森さんは「靴ひもは絶対大事!」と、この本の中で繰り返し説明してくれます。

一人一人違った足に、できるだけ疲れにくく、痛みが出ないようにフィットさせて、足の機能を100%発揮してもらうには、しっかりと靴ひもで締めてあげる必要があるからです。

この時、ひもの形状は5㎜以上の平ひもか、楕円形のひもを選びます。

丸ひもに比べて平ひもはフィット感が高く、楕円形のひもは伸縮性があって滑りにくいのだそうです。

そして、靴ひもを通す穴は、5個以上ある物を選びます。

24.0㎝以上のサイズの場合は6個以上。

少なすぎると、履き口が広くなって、足の前の方が動き過ぎてしまうからです。

できれば、靴ひもタイプがいいですが、マジックテープは子どもや高齢な方も調整しやすいですし、ある程度は足裏のアーチを作ってくれます。

マジックテープを選ぶ場合は、2本以上の折り返し型を選びましょう。

ポイント4 中敷きが取り外せる

靴の中で、唯一取り外して作りを確認できるのが中敷きです。

自分の足に合っているのか、クッションがしっかり効いているのか、カカトやアーチをホールドしてくれるかを、中敷きを外して確認しましょう。

靴はメーカーで縦・横の大きさが違います。

自分の足と比べてみて、横幅が合っていて、つま先には10㎜~15㎜の余裕があるかを見ましょう。

いわゆる『捨て寸』と言われる部分ですが、23㎝の靴でしたら、240㎜~245㎜の中敷きが適当です。

歩いている時に、足先が動いて痛みを生じさせないために大切な部分です。

通常の中敷きは薄い物が一枚入っているだけです。

理想の中敷きは、しっかりとしたかたさがあって、カカトの部分がアーチ状でホールド感があり、アーチがしっかりしているもの。

そして、靴先3分の1はクッション性があって柔らかすぎなく、残りの3分の2がややかための素材で、差がある物が高いクオリティのある中敷きです。

中敷きは足底と直に接するため、「作り手が、どのくらい足の事を考えてくれているのか?」を推し量れるパーツです

森さんは説明してくれています。

ポイント5 カカトが深い

最後のポイントは履き口の位置です。

チェックポイントは3つ。

  • 内側は内くるぶしよりも下
  • 外側は外くるぶしより下
  • 後ろ側はアキレス腱をつまんだ時に『一番細い筋張ったところ』より上

ここに履き口がくるものを選びましょう。

くるぶしに当たったり、カカトより少し低いだけで痛みが生じてしまいます。

皆さんも経験があると思いますが、内くるぶし・外くるぶし・カカトは、履きなれない靴だとよく靴擦れが起きてしまう場所ですよね。

まとめ

今回の靴選びで失敗しないための、絶対押さえておきたいポイントのまとめです。

  • ウォーキングのためには、快適にウォーキングを行うために作られたウォーキング専門の靴を選ぶ
  • 靴を選ぶ時には5つのポイントを確認してから購入する
  • ポイント1 カカトにしっかりしたヒールカウンターが入っている
  • ポイント2 靴の真ん中で折れ曲がらず、指先足ゆびの付け根だけが曲がる
  • ポイント3 靴ひもやマジックテープで足を固定できる
  • ポイント4 中敷きが取り外せて、しっかりした作りになっている
  • ポイント5 カカトが深くてしっかりと支えてくれる

この本を読んで、靴選びはウォーキングをする際に必ず必要になる事だと学びました。

そして、森さんが『靴選び』『履き方』『歩き方』で美と健康を自分で作っていこうとしている事を感じる事ができました。

今回はとても長くなってしまったので、また他の伝えたい事を、まとめていきたいと思いますが、実際に本を読んでみたい方は、とても勉強になると思います。


皆さんが、履くのが楽しくなる相棒に出会えて、移動が運動になっていけるといいなと思います。

以上、皆さんのダイエット・美・健康づくりの参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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