「やせて綺麗になりたい。でも、骨が弱くなるって聞く。私は大丈夫かな?」
やせて綺麗になりたい女性はたくさんいらっしゃいますし、ほとんどの方がダイエットをしたことがあると思います。
しかし、ダイエットで細身の体が手に入ったとしても、やり方を間違えると、骨が脆くなってしまって、とんでもない代償を払わないといけなくなります。
今回の内容からは、私は大丈夫?骨が弱くなりやすい人がわかります。
始めに結論です。
ダイエットで骨が弱くなりやすい人5選
- ○○を食べるダイエットなどの単一の食材を食べるダイエットに取り組んでいる
- 運動が嫌い
- 外出が少ない
- 学生の時から食事制限を始めた
- 女性
今回も専門用語などは使わずに、わかりやすくお伝えしたいと思います。
骨が弱くなることによって出てくる困る事
「骨がもろくなる事によって、骨折しやすくなるんでしょ」という声が聞こえてきそうです。
正解ですが、それだけではありません。
加えて、
- 身長が縮む
- 猫背になる
- 腰痛や背中の痛みが起こる
これらの事が起きてきます。
こうなると、「きれいになるために、骨なんて関係ないや」とは言えないのではないでしょうか。
背中の骨がつぶれることによって、身長が縮んできますし、前かがみになっていきます。
そして、神経を圧迫するので、腰や背中の痛みも出てきます。
特に骨が弱くなっている可能性が高い方
ダイエットをすると、誰でも骨が脆くなるリスクが高まります。
しかし、特にリスクが高い人はこんな人です。
単一の食材を食べるダイエットに取り組んでいる方
様々な物を食べながら全体量を減らすダイエットよりも、例えば林檎ダイエットとか、キャベツダイエット、鶏むね肉ダイエットといったように、少ない食材に集中するダイエットに取り組んだ方が、骨のスカスカは進みやすいです。
牛乳ダイエットに取り組んでいる方はいらっしゃらないと思いますので、カルシウム不足になりやすいだけでなく、栄養の過不足が大きくなるからです。
運動が嫌いな方
骨は、体を動かす事によって刺激が入って、強くなります。
しかし、「運動は嫌いで動きたくない」という方は、骨への刺激が少ないので、骨が弱い傾向にあります。
逆に骨が丈夫になるのは、ジャンプ等をするスポーツを行っている方です。
外出が少ない方
日光に当たることによって私たちはビタミンⅮを作っています。
このビタミンⅮは、カルシウムの吸収を助けてくれています。
しかし、最近は在宅ワークも進み、家からも出ない生活を行っている方も多いと思いますが、そのような生活は骨がもろくなるのを早めます。
「日焼けしたくない」という方もいらっしゃると思いますが、日光にあたることでビタミンDが作られているという事を覚えておきましょう。
学生時代から食事制限を始めた方
皆さんダイエットはいつから始めましたか?
食事制限を始めた時期が早ければ早いほど、骨がもろくなりやすいです。
食事制限で、栄養の過不足が大きくなるほど、骨は脆くなりやすいですし、骨が丈夫になるピークの時期が決まっているからです。
だいたい、20歳から30歳くらいをピークにして、徐々に下がっていきます。
骨がどんどん丈夫になる中学生や高校生の時に、ダイエットで食べる物を減らしたなどあると、骨が十分丈夫になりそこねている可能性もあります。
女性の方
残念ながら、男性に比べて女性の方が骨はもろくなりやすいです。
女性は体が小さく、骨への刺激が少ないこと、妊娠・出産・授乳でカルシウムが大量に使わることが影響しています。
また、閉経でエストロゲンが減ってしまうと、一気に骨がもろくなってしまいます。
骨粗しょう症の治療をしている方の8割は女性です。
どうでしょう。
当てはまる物はありましたか?
「たくさん当てはまった」という方ほど、意識して骨を丈夫にしたほうがいいです。
当てはまるから仕方がないという風にあきらめないで、骨も丈夫で、スタイルのいい体を作っていきましょう。
まとめ
『自分の骨がもろくなりやすいか知って、将来後悔しないようにしよう』
最後に今回のまとめです。
骨がもろくなりやすい方
- ○○を食べるダイエットなどの単一の食材を食べるダイエットをしている方
- 運動が嫌いで骨への刺激が少ない方
- 外出が少なく日光に当たる事が少ない方
- 学生の時の骨を丈夫にしたい時期から食事制限を始めた方
- 女性の特に閉経後の方
やせて綺麗になりたいという気持ちはいいと思いますが、それはあくまで、必要以上に脂肪が多い方におすすめしたい事です。
最近はメタボの概念も広がり、細身こそ極上という雰囲気がありますが、ダイエットのやり過ぎは、大変危険です。
健康診断では、BMIが18.5以下はやせという判定を受けます。
モデル体型の方は、ほとんどこのやせの分類に入ってしまいます。
このような方は、それ以上食事制限をすると、女性ホルモンが作られないなどの危険な状態になるリスクが高いと思ったほうがいいです。
BMIが18.5以下だけど脂肪が多いかくれ肥満の方は、食事制限よりも運動を活発にすることによって、理想の体に近づけるようにする方が、骨にも優しいと考えます。
特に、閉経近くの女性は、今日から骨も意識した体づくりで、身長が縮んだり、猫背になったり、痛みが出ないようにしていきましょう。
以上、参考になれば嬉しいです。
今後もどうぞ、よろしくお願いします。
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