「健康のためにウォーキングはいいって聞くけど、ひざの痛みがあるけど、歩けばいいのかな?」
このような膝の悩みを持っている方に、ウォーキングはどうすればいいのかをお伝えしたいと思います。
今回はリソークリニック院長 NPO法人 腰痛・膝痛チーム医療研究所理事長 磐田振一郎先生の『変形性ひざ関節症を今度こそ治す方法を教えてください。』からウォーキングの考え方について、お伝えします。
今回の結論です。
- ひざが痛いからといって、歩かないとどんどん筋肉が弱くなって、血行不良も起きやすいので、できるだけ歩く事を考えよう
- 痛みがある時には無理はしないで、無くなったら歩くようにするといい
- つま先がまっすぐ前を向いて、2本の平行線の上を進むように歩くと、ひざへの負担が少ない
- 靴の裏を見て、外側だけすり減るO脚の人は、インソールを活用するといい
磐田先生の意見を見て、歩き方は大切だと改めて感じたので、ひざの痛みがある方も、今は無い方も、今日からひざを大切にする歩き方をマスターしましょう。
ウォーキングは大切だが痛みがある時には無理はしない
『歩かなければ歩けなくなる』
『健康のために一日一万歩を目指そう』
ウォーキングは大事という事は、誰もがわかっている事ですが、ひざに痛みを感じている時はどのようにすればいいか、悩みます。
ひざの専門医である磐田医師は、歩ける時に歩きましょうと言っています。
つまり、変形性ひざ関節症の初期は、痛みがある時と無い時があります。
このような方は、痛みを感じる時には無理をしないで、痛みが無くなったら歩いた方がいいということです。
やはり、歩かないで体の機能が衰えるデメリットが大きいと磐田先生はおっしゃいます。
また、痛みがある時に無理して歩くと、ひざの痛みが悪化してしまう恐れがあります。
そのため、ひざの痛みが生じた時には、しっかりと整形外科を受診して診断を受けて、半月板やじん帯等に原因がないか、痛みがおさまったら歩いていいかを確認して歩くとより安心だと思います。
ひざに負担の少ない歩き方で歩く
今回一番伝えたかった事です。
皆さん、自分の歩き方や癖を認識していますか?
私の足跡を見ると、つま先が横に広がった歩き方になっていますし、靴のかかとは外側が多くすり減っています。
これは明らかにがに股での歩き方という事です。
磐田医師は、がに股や内股は膝の負担になるとおっしゃいます。
また、他に改善したほうがいい歩き方として、モデルのような歩き方を上げています。
つまり、一直線の上で足を運ぶ歩き方です。
これだとひざが捩じれるようになってしまうので、よくない。
つま先をまっすぐ前に向けて、しかも、2本の線の上を歩くように足を運びましょう。
私も気を付けないと、すぐにがに股になってしまったり、つま先を前に向けるのに違和感がありますが、その違和感が無くなるように癖をつけていきたいと思います。
О脚の人はそのまま歩くとどんどん進んでしまうので注意
靴の裏を見てみて、外側がすり減っているようだとO脚になっています。
O脚は、ひざの軟骨の外側がすり減ってしまい、まっすぐ立った時に膝がくっつかなかったり、ひざの間で本などを挟めない状態です。
この状態の方は、足の裏の外側に体重がかかっていて、そのままウォーキングを続けると、ますますО脚が進行してしまいます。
そのような方には、磐田先生はインソールの活用を勧めています。
つまり、内側が低く、外側が高くなっている物です。
これを使う事によって、足の裏の体重の負担と、ひざの負担を均一にすることができて、ひざを守ってウォーキングする事ができるという事です。
まとめ
『ひざの痛みを悪化させないウォーキングをしよう』
最後に今回のまとめです。
- ウォーキングは歩行能力の維持や、健康維持のために重要だが、ひざの痛みの悪化のためには注意点を守ってウォーキングをしよう
- 変形性ひざ関節症の初期などは、痛みがある時は無理をせず、無い時にウォーキングを行おう
- つま先をまっすぐ前に向けて、2本の線の上を歩くようにするのが、ひざへの負担が最もすくない歩き方なので癖付けよう
- ひざの軟骨がすり減ってО脚になっている方は、外側が高くなっているインソールを活用してひざの負担を減らそう
今回は、あまり膝が痛くなっていない私でも気を付けたいと感じる内容でした。
いつまでも好きな所に行くためには、ひざを上手に使って歩き続ける事が大切と感じます。
ウォーキングは、身体機能の維持だけでなく、血圧などの生活習慣病にもいいですし、うつ病などの心の病の予防にもいい効果があります。
ひざの痛みが出始めている方も、ぜひひざに優しい歩き方で理想の体を手に入れてください。
以上、参考になれば嬉しいです。
またよろしくお願いします。
コメント