あれ?膝の調子がイマイチ これって膝関節症?原因簡単チェック

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「たまに膝の調子が悪くなる。いつもじゃないんだけど気になる。階段で、体重がかかった時に急に痛くなったり、重い物を持った時に急に痛くなったり。なんだろうこれ?」

ずっと痛いわけじゃないけど、膝の痛みが気になる時があります。

そこで磐田振一郎医師の本から、年を重ねるほど増えてくる変形性ひざ関節症の起き始めについてお伝えします。

今回の内容からは、時々現れるひざの痛みや不調の原因がどこにあるのか、変形性ひざ関節症の場合どうすればいいのかがわかります。

最初に結論です。

  • 変形性ひざ関節症は、軟骨がすり減って痛みが生じてくる病気で、膝の痛みの中で最も多い。
  • 膝の曲げ伸ばしの時に痛むのではなく、体重が膝にかかる時に痛みが生じるのが特徴
  • 整形外科の診断で原因がはっきりしたら、自分に合った対処法で痛みの起きない状態を保ちましょう。

長年使い続ける必要がある膝ですが、膝の痛みはよくわからないでいる方が多いのではないでしょうか。

痛みの少ない生活を続けるためにも一緒に学んでいきましょう。

一番多い膝のトラブル変形性ひざ関節症とは

今回参考にした本は、リソークリニック院長 NPO法人 腰痛・膝痛チーム医療研究所理事長 磐田振一郎医師の『変形性ひざ関節症を今度こそ治す方法を教えてください』です。


患者と先生が、会話形式で話を進んでいく読みやすい本でした。

磐田先生は、整形外科の医師でありながら、必要に応じて接骨院・整体院・鍼灸院での治療を受けるべきと考えている、珍しい先生でした。

変形性ひざ関節症は、膝の痛みの中で最も多く、関節の内部が変形する病気です。

膝が変な方向に変形するから変形性ひざ関節症というわけではありません。

ひざ関節の中でクッションの軟骨がすり減ってしまい、その削りカスが痛みを起こしてしまうのです。

50歳以上の男性10人に1人、50歳以上の女性4人に1人が罹っていますし、

60歳以上の女性では2人に1人で、大変多くの方が悩んでいます。

ひざの痛みの原因早わかりチャート

膝の痛みが起きる原因としては、半月板の問題、軟骨の問題、椎間板ヘルニアなどのひざ以外の問題、筋肉・健などの問題の4つに分類できます。

自分の痛みの原因がどれに当てはまるか気になりますね。

そこで、こちらのチャートで確認することができます。

『膝を曲げ伸ばしすると痛みがある。または、カクカクと音が鳴り、痛みもある』
 YES
  ⇒ 半月板損傷の疑い
 NO
 『階段を降りる時や、立ち上がる時など、体重が膝にかかった時に痛い』
  YES
   ⇒ 変形性ひざ関節症(軟骨の問題)
  NO
  『じっとしてても痛い』
   YES
    ⇒ 腰椎椎間板ヘルニアなど、膝以外の問題の可能性
   NO
    ⇒ 筋肉・腱などのトラブルの可能性

いかがでしょうか?

変形性ひざ関節症の初期は、痛みが続くわけではなく、たまに痛くなって、その後痛くならない時期が来ます。

そして、そのうちまた痛む時期が来るという経過をたどることが多いです。

あれ?膝の調子がおかしいなという時には、地元の整形外科の開業医を受診して、レントゲン検査を受けるようにしましょう。

この時は、大きな総合病院に行く必要はないと、磐田医師は教えてくれます。

大きな病院でも、近くの開業医でも診断は同じだからだそうです。

膝の痛みで最も多い、変形性ひざ関節症は、軟骨がすり減って、削りかすが痛みをおこしてしまう状態です。

残念ながら、すり減った軟骨は自然に復活はしません。

でも、軟骨がすり減るほど、痛みが増していくとも限らなく、そんなにすり減っていなくても痛みを感じるケースも、かなりすり減っていても痛みを感じないケースもあると磐田医師は教えてくれます。

そのため、軽いうちから、痛みがおさまるパターンの予防対策が大事だそうです。

しかし、整形外科では手術以外の方法は、ヒアルロン酸注射くらいで、経過をみることしかできないのだそうです。

ヒアルロン酸注射は中~重度の方の治療になります。

そのため、接骨院・整体院・鍼灸院などで自分に合った対応を受けましょうと、磐田医師の考えでした。

まとめ

『ひざの痛みの原因を見極めて上手に対処しよう』

今回は、ひざの痛みの原因を見極め方を、磐田医師の本から紹介しました。

  • 60歳以上の女性の2人に1人が悩む変形性ひざ関節症は、膝の軟骨がすり減って、削りカスが痛みを起こす。
  • 膝の曲げ伸ばしで痛みが生じたり、カクカクと音がするわけではなく、体重をぐっとかけた時に痛む症状だと、変形性ひざ関節症の可能性が高いので、地元の整形外科医院で診察を受けるといい。
  • 診断を受けた後は、接骨院・整体院・鍼灸院などで痛みのコントロールを行って、ひざの痛みが強くなった時には、再度整形外科を受診するといい。

磐田医師は、歩行なども気を付けていくと、ひざの痛みを少なくすることに有効と教えてくれていたので、今後共有していきたいと思いますし、できれば適正体重を維持する事でひざへの負担を減らすことができるとありました。

理想の体づくりもひざのためにも、適正体重の維持は有効ですね。

『変形性ひざ関節症を今度こそ治す方法を教えてください』を実際に読んでみたいという方は、ぜひ読んでください。


痛みのない体を目指していきましょう。

今回もありがとうございました。

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